上塗り(うわぬり)は上塗室(塗師蔵・ぬしぐら)で行ないます。上塗室は、チリやほこりが飛散せず、外気の寒暖が伝わりにくい適温・適湿の部屋が絶対条件です。通常、器物の内部と外部の二度に分けて塗り上げられますが、順序としてはまず、チリを取り、上塗刷毛で上塗漆を荒づけします。次に仕上刷毛で仕上塗をします。隅は隅出刷毛で漆のたまりを除きます。これらの作業は季節や漆に合わせて、厚すぎず、薄すぎないように、人間の髪の毛で作られたさまざまな刷毛を使い分けて塗り上げられます。チリやほこりがついた場合、節上げ棒の先で取り除きます。上塗りした漆器は、適度な湿度を保った塗師風呂(ぬしぶろ)に入れて乾燥させます。
外塗
塗師風呂(ぬしぶろ・回転風呂)
漆がたれてくるのを防ぐため、一定時間ごとに漆器を回転させながら乾燥させます。
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