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輪島塗の製造工程
中塗り

 漆を塗ることを「きゅう漆(しつ)」とも言います。生漆(きうるし)が惜しみなく多量に使われるのも、輪島塗の特色のひとつです。原則としては、下地(したじ)、中塗り(なかぬり)、上塗り(うわぬり)の順で行われます。きゅう漆の工程は、物によって20〜37工程以上に及び、通常は6カ月から1年程度かかります。中塗りの行程には、基本的に、以下のようなものがあります。 作業風景
1. 中塗
下地層に染み込み下地をさらに堅く固める効果のある中塗漆を、中塗刷毛を使用し全面に塗り、塗師風呂(ぬしぶろ)へ入れて乾かします。塗師風呂とは、杉板で作られた陰室のことで、内側に霧を吹いて適度な湿度を保ってくれます。器物によっては、二度以上中塗することもあります。
中塗り
中塗り(なかぬり)
2. 錆ざらい
中塗漆の乾燥後、中塗面の大きな節(ごみなど)を外かんななどで軽く木目方向に削り取ります。
3. つくろい錆
錆ざらいの後、地研ぎや中塗の欠陥箇所の凹部に錆漆(生漆と水練りした砥の粉を混ぜたもの)をへらで塗ります。
4. こしらえもん
青砥石、または駿河炭(するがずみ)で塗面全体を平滑になるまで水研ぎします。椀の研ぎの作業はろくろを使って行ないます。
小中塗り
小中塗り
5. 小中塗
再び、刷毛を使って中塗漆を全面に塗り、塗師風呂(ぬしぶろ)へ入れて乾かします。
6. 小中研ぎ
青砥石または駿河炭(するがずみ)で塗面が平滑になるまで炭研ぎします。
7. 拭き上げ
小中研ぎ(こなかとぎ)したものをもう一度、青砥、または駿河炭(するがずみ)で全体を精密に研ぎ、不純物の付着を除去し布でふきます。これから後は、手の油分がつくと仕上がりが悪くなるため、素手でさわることは厳禁とされています。
拭き上げ
拭き上げ(ふきあげ)
椀木地作り 下地 下地研ぎ 漆 中塗り 上塗り 加飾
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椀木地作り地の粉の製造下地下地研ぎ中塗り上塗り加飾蒔絵沈金呂色

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