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黒塗三重椀
(くろぬりさんじゅうわん)
桃山時代(推定)16世紀
一の椀径14.3cm 高10.6cm
二の椀径13.3cm 高6.2cm
三の椀径12.7cm 高3.9cm
作者不詳
輪島漆器商工業協同組合所蔵
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| 輪島塗の起源 |
「輪島」という文字が歴史に登場するのは、室町時代(1393〜1572)の中頃のことですが、それ以前の古墳時代に、大陸の人々が能登を「倭島(わのしま)」と呼んだ言葉がその語源といわれています。
輪島塗の起源についてはいろいろな説があり、定かなところではありませんが、室町時代中期(1400)頃に、紀州の根来寺(ねごろじ)の寺僧が輪島重蓮寺(じゅうれんじ)に来て、同寺の家具類を製造し、漆工技術を伝来したという説と、福蔵(ふくぞう)という土地の人が根来に行き、技術を伝習して返ってきたという説があります。さらに天正13年(1585)、根来寺が豊臣秀吉の兵火に遭い、四散した僧によって遠くの会津、輪島などに特技を伝えたという地元の伝承もあります。いずれにしても日用漆器で最も古いとされている根来塗にその由来を求める共通点が多く、史料的には根来伝来の裏付けは何もないのですが、この根来技法が輪島古来の漆技に加味されて、今に至ったと考えられます。 |
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