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「ステッセルのピアノ」復元事業レポート

日露戦争の後、ロシアのステッセル将軍から乃木希典大将に送られたと伝えられる「ステッセルのピアノ」。1991年11月に同ピアノが金沢女子大(現在の金沢学院大学)に保存されていることが明らかになり、北國新聞創刊百年記念事業の一環として石川県、金沢市、北國新聞社などで作る実行委員会によって復元作業が進められました 。
ステッセルのピアノ  日露戦争旅順陥落後の会見のおり、敗軍の将でありながら帯刀を許されたロシアの関東州防衛総督ステッセル中将は、その感謝の意を込めて乃木大将に1台のピアノを贈呈しました。その後、ピアノは旅順で最大の犠牲を払った金沢第九師団に譲られ、汽車で金沢に運ばれたと伝えられています。
このステッセルのピアノは、夫妻がパリ駐在武官時代に購入したという説のほかに、ロシア皇帝から贈られたという説もあります。旅順の司令官官邸に設置されていた当時は、ステッセルの妻ウエラ夫人によって演奏されていたとか。金沢に運ばれてからは、師団長室、県立高等女学校、乃木会館、陸軍将校たちが集まる偕行社(かいこうしゃ)に置かれ、最終的には金沢学院大学の前身である金沢女子専門学園に保存されたのです。100年という時の流れの中で、様々な音楽家によって演奏され、激動の20世紀を見つめてきたピアノなのです。
ピアノの復元 ピアノの復元 蒔絵(まきえ)や沈金(ちんきん)
 ピアノの復元は、蒔絵(まきえ)の人間国宝・大場松魚(おおばしょうぎょ)氏の監修をもとに、県立輪島漆芸技術研修所で行われました。大場氏や塗りの人間国宝・塩多慶四郎氏らの手によって全面を黒漆で丹念に塗り、その上に蒔絵(まきえ)や沈金(ちんきん)が施されています。
  上屋と正面下方には、天と地と海の中に、日本とロシアの交流を象徴する渡り鳥が描かれています。また、鍵盤のふたにはサクラソウ、ツバキ、キキョウなど十種類以上の花を集めて日本の四季を鮮やかに表現しています。

北國新聞会館のロビーで一般公開 1993年8月6日より北國新聞会館のロビーで一般公開されました。 復元記念コンサート 1993年8月23日から3日間、国内外で活躍中のピアニスト・朝比奈加代さんの演奏による復元記念コンサートが開かれました。


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