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浦 ハツヱさん 6.伝統の報恩講料理を語る すべては報恩講のため、一年をかけ、真心込めて作る伝統の精進料理。語り部:浦 ハツヱ (うらはつえ)さん[報恩講料理の名人]
時間をかけて丁寧に、44人分もの料理を一人で作る。
報恩講料理では何を作られるのですか?
この前のお仏事では、ソウメンウリとエゾカブラ、ズイキモチ、マメがとれたのでマメの煮しめ、以上の4品を持参しました。44人分の料理を作り、小さなパックに入れて持っていきます。44人分ですから、それは大変な量になりますよ。暇な時間を見つけて作りますが、準備には3、4日かかります。
写真:報恩講料理
報恩講料理


春から秋にかけての採集、そして保存のための仕込み。

報恩講料理は一年をかけて準備すると聞きましたが?

はい、そうです。食材の準備は春からかからなければいけません。まずは材料の調達からはじまります。春には、ソバナ、アザミ、キノシタ、イタドリ、タケノコ、ウド、カタハナ、ゼンマイ、ワラビ。秋には、スギミミ(スギヒラタケ)、ナメコ、ユキフリ(クリタケ)、マイコ(マイタケ)、マスゴケ(マスタケ)、カノシタ(ブナハリタケ)、ムクゴケ(ムキタケ)、ネズミタケ(ホウキタケ)というキノコが採れました。木の実はガヤが少し、ハシバミも少し採れましたね。いつも、何かないかと思って辺りを見回しながら道を歩くんですよ。採った材料は干したり漬けたりして保存し、戻して使います。なかなか手数がかかりますね。


白山に長く伝わってきた報恩講の大切さを胸に。
どんな想いで報恩講料理を作られているのですか?
たくさんの料理を作らなければならないことに苦労を感じたりはしません。報恩講は長く伝わってきた一つの行事なので大切に守っていかないといけない、そういう想いで料理を作っていますね。皆さんにおいしいといっていただけると、作って良かったと喜びも感じますしね。
 
 
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