イシカワパラフレーズの誕生

パラフレーズとは

作曲家 一柳 慧

パラフレーズとは何かというと、石川の音楽をそのままやるならオーケストラでやる必要はない。伝統的なものでやった方がいい。そうではなくて、新しくオーケストラのものとして読み直して提供するということで、名付けたのが「パラフレーズ」。

石川をめぐる旅

兼六園(金沢市)

洗練された美しさですね。樹木のたたずまいとか、小道とか、池もそうだし。洗練された美というのは、培ったものがそういう形に今なっているわけだから。

ただ、あまりにそっちに傾くと、変に「雅」になったり、勢いがなくなったりしてしまいます。

白山比め神社(白山市)

ここも非常に古いですよね。古ければ古いほど、昔は神道と仏教が分離されていなくて、いろんな行事とか祭りなども同時に開催されていた場合が多いんですよね。

(曲の根底には)祈りの精神が含まれると思います。

総持寺祖院(輪島市)

2007年3月、能登半島地震に見舞われて能登地方は大きな被害を受けた。

確かに床が割れていたり、門が傾いていたりしているけれど、そういうことが、ほとんど気にならないぐらい、精神性の高さは地震でも揺らいでいない感じがします。

とてもりっぱですね、びっくりしました。

災害からの「魂の復興」が新曲にこめられた。

リハーサル

石川県立音楽堂

洋楽器に笛や尺八の音色が求められる。

「きてる!きてる!」
「ああ、いいですね。」

違う種類の音楽を混在させる。混在させたトータルなものがシンフォニックであると。

こうして、イシカワ パラフレーズが生まれた。