兼六園図鑑

蓮池門旧址(れんちもんきゅうし)

藩主は金沢城からこの門を通って蓮池庭(後に兼六園)へ入った。藩政時代における兼六園の正門で、百間堀通りに面して残る幅広い石段に当時が偲ばれる。古図によると石段を登った右側に番所があり、三十人頭と呼ばれる役人が番をしていた。

現在は「特別名勝兼六園」の石標が立っているが、13代藩主斉泰の時代には兼六園の命名者である松平定信の揮毫をもとにつくられた「兼六園」の扁額(現在は石川県立伝統産業工芸館に保存)が掲げられていた。ちなみに、それは園内に向けてあり、藩主の一人のための庭園であるから、外向きにする必要はなかったのであろう。

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