兼六園図鑑

時雨亭(しぐれてい)

夕顔亭、内橋亭、舟之御亭とならぶ蓮池庭四亭の一つ。5代藩主綱紀が延宝4年(1676)に造った蓮池庭の別荘・蓮池御殿は、だんだん朽ちてきたことから、綱紀が亡くなった翌年の享保10年(1725)に、6代藩主吉徳によって取り壊され、規模の小さなものに建て替えられた。それが宝暦の大火(1759)でも焼け残り、補修を繰り返しながら明治の初めまで建っていたとされる。それが別名「時雨亭」だ。座敷が10畳と8畳の2つ、御囲と呼ばれる一畳台目の茶室を含めて7室からなる御亭であった。

現在、長谷池のそばにある時雨亭は、平成12年(2000)にその一部を復元したもの。茶席として休憩処として来園者に開放されている。

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