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原料にハゼの実を使う和蝋燭は、仏教の普及とともに仏壇に使う灯りとして用いられました。当初、蝋燭は舶来の貴重品でしたが、江戸時代になるとハゼの実の国内栽培が推奨され、国産の蝋燭が生産されるようになりました。天然の良港を持つ七尾市は、北前船の寄港地として栄え、七尾和蝋燭は、北前船に乗って九州や東北の各地にまで販売されていました。 電灯の普及とともに、日本各地で生産されていた和蝋燭は姿を消し、石川県でも現在は仏事や祭礼用として生産されています。 石油を原料としたパラフィンで作る洋蝋燭が白い色をしているのに対し、植物性油を原料とする和蝋燭は黄色がかった色をしています。現在では、金型や木型を使いますが、戦前は藺草(いぐさ)の髄と和紙で作った芯の上に一本一本、ロウを塗っていく手巻き製法を採っていました。 最近では、ガイドブックなどで七尾和蝋燭が紹介され、観光客が土産用に買い求める姿が見られるようになりました。 七尾和ろうそくについて、詳しい情報はこちら → 「農村の暮らし 工の巻」へ |