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能登上布 能登上布画像
夏物衣料の最高級品とされてきた能登上布
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歴史

中能登の女子の副業として発展

 崇神(すじん)天皇の皇女が能登の旧・鹿西町(現・中能登町)に滞在した折に、真麻の上布を作ることを地元の人に教えたのが能登上布の始まりと言われています。元禄年間には鹿島郡や羽咋郡など中能登の女子の副業として発展し、近江商人によって全国に販路を広げていきました。
 上布は夏のふだん着として使われましたが、生活の洋風化とともに和服を着なくなったことから次第に衰退し、従事者もわずかとなりました。



特色

上布の最高級品と称される

 能登上布は、夏の衣料として最高級品と称されています。軽快で通風性に富んだ美点は、他の追随を許しません。能登上布は、明治以降、独特の櫛押捺染(くしおしなっせん)や板〆(いたじめ)、ロール捺染、型紙捺染などバラエティーに富んだ手法を取り入れました。亀甲絣(きっこうかすり)や十文字絣、横惣(よこそ)、縮(ちぢみ)などが生産され、特に織り幅に十文字絣を120個から140個織り出す絣合わせの正確さは比類がありません。その技術は、昭和35年(1960)に石川県の無形文化財に指定されています。




●能登上布   ●大樋焼   ●加賀象嵌   ●茶の湯釜
●鶴来打刃物   ●加賀獅子頭    ●竹細工   ●加賀竿
●金沢和傘   ●加賀提灯   ●郷土玩具   ●琴
●三弦   ●太鼓   ●銅鑼   ●加賀水引細工   ●七尾和蝋燭
●手捺染型彫刻   ●能登花火   ●金沢表具


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