石川県指定文化財 色絵鳳凰図平鉢 (いしかわけんしていぶんかざい いろえほうおうずひらばち)
作者不明
江戸 17C
口径34.3×底径20.3×高6.8
石川県立美術館
器面いっぱいに瑞鳥である鳳凰を、ただ1羽だけ描いた作品であるが、意匠の構成がこれほど見事な作品はほかにないといってよい。鳳凰の胸部の張り、鋭い目つき、足部の力強さ、尾羽の動きなど、写生を基礎にデフォルメされた造形の美しさ、さらには五彩で彩られた色彩の絢爛豪華さは、他の日本の色絵のやきものを圧するかのような迫力に満ちあふれている。しかも、素地の余白の生かし方が、これほど見事な効果を発揮している作品も少ないといってよくこの余白の効果によって鳳凰の造形の美しさがさらに引き立てられている。
(石川県立美術館優品図録・石川県立美術館)
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