百万石文化のあらまし百万石の今昔巨匠(故人) 赤地友哉 > けん胎黒漆鉢

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けん胎黒漆鉢(けんたいこくしつはち)

昭和51年 1976
口径37.2×底径15.0×高11.5
石川県立美術館
第23回日本伝統工芸展

けん胎とは一つ一つの曲輪の構造が表に現れている曲輪造と異なり、幾つかの曲輪を組み合わせ、表面を塗り固めて一区画とし、それで構成されたものを特に指したものをいう。すなわち中国のけんそに由来するものである。
本作品では朱線の上で二区画、下で三区画に分かれており、総計約50個の曲輪が使用されている。さらに朱線部において独特の洒脱な効果を発揮している菱形の透かしが見られるが、これは後に彫り抜いたものではなく、上下の区画に凹凸の切込みを入れて組み合わせたものである。
(石川県立美術館優品図録・石川県立美術館)


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