百万石文化のあらまし百万石の今昔巨匠(故人) 氷見晃堂 > 大般若理趣分経之箱

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大般若理趣分経之箱(だいはんにゃりしゅぶんきょうのはこ)

昭和48年 1973
幅30.9×奥行12.9×高18.4
石川県立美術館
第20回日本伝統工芸展20周年記念特別賞

この作品は、亡き母を弔うための理趣経を納める経箱として制作されたものである。黒柿、楠、欅、栃、神代杉といった材を菱形にとり、それぞれの木目の美しさや木肌の濃淡などを巧みに生かして組み合わせ、拭漆をかけて仕上げている。さらに銀の縮れ線象嵌を全面に施し、装飾効果をあげている。また、形も蓋の甲面の周囲を斜めに切ったり、底部をやや絞るなど、細かい配慮がなされている。制作の原点である正倉院御物を完全に消化吸収した成果があらわれており、格調の高い気品ある見事な作品である。
(石川県立美術館優品図録・石川県立美術館)


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