流水桜文蒔絵神代欅棗 (りゅうすいさくらもんまきえじんだいけやきなつめ)
昭和52年 1977
胴径7.8×底径4.9×高7.9
石川県立美術館
作者は常々、工芸作品において用と美を両立したものを目指すべきであると主張しており、それは戦後の日本工芸会の設立精神として生かされ、日本伝統工芸展において実践されることになる。この棗においても身と蓋のどこを合わせても不都合がないように意匠が工夫されている。金平文と螺鈿で桜花を流水の上に散らした構成は、古典を見事に昇華した作者ならではのものといえよう。
(石川県立美術館優品図録・石川県立美術館)
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