松蒔絵飾箱(まつまきえかざりばこ)昭和41年 1966幅16.0×奥行27.5×高11.5 石川県立美術館 第13回日本伝統工芸展 サルオガセのたれさがる松に四十雀を独自の研出蒔絵で表現する。松葉は2種の金粉で描いて立体感を出し、松の実に使われたメキシコ鮑が強い印象を与える。日本画の土坡を思わせるかのような2つの短側面においた特製の岩平目、松葉の地に蒔かれた青貝はそれぞれ独特の効果をあげている。確かな写生にもとづいて見事な意匠にまで高められた、優美かつ典雅な世界がひろげられている。 (石川県立美術館優品図録・石川県立美術館) |