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石川県には、数多くの伝統工芸と伝統芸能が息づいています。
伝統工芸では、輪島塗、山中漆器、金沢漆器、九谷焼、加賀友禅、加賀繍(かがぬい)、金沢仏壇、七尾仏壇、金沢箔、牛首紬(うしくびつむぎ)といった10品目に上る国指定伝統的工芸品のほか、県指定6品目、未指定20品目の工芸品があります。
国指定伝統的工芸品10品目の状況を見ると、平成10年(1998)現在、事業所数は2,430、従業員は10,530人で、生産額の357億1千万円(指定品部分)は、京都府に次いで全国第2位の規模を誇っています。
伝統工芸が地場産業として地域に深く根を下ろすとともに、「伝統工芸王国・石川県」の名に恥じない多くの工芸作家を生んでいるのも大きな特徴と言えます。美術・工芸に関する石川県在住及び関係の文化勲章受章者、重要無形文化財保持者(人間国宝)はこれまでに17人を数えます。
日展の入選者を見ても、人口1万人当たりの入選者は京都に次ぐ3名強で、工芸美術部門に限れば全国第1位です。また、日本伝統工芸展の入選者は全入選者の10%を超え、層の厚さを裏付けています。
これらは、幼いころから多様で質の高い伝統文化に触れる機会が身近にあり、同時に、担い手の養成がたゆまず続けられてきた環境と無縁ではありません。
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