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古九谷に魅せられて −洋画家・硲伊之助50歳の転身−

 近代日本洋画の第一人者、硲伊之助。『ゴッホの手紙』の翻訳者としても知られている。
 明治45年(1912)17歳のときにフェーザン会に出品、大正3年(1914)19歳のとき第1回二科展に出品し二科賞を受賞と、若いときから優れた才能を発揮した。その後フランスに滞在し、アンリ・マティスに師事。帰国後は一水会創立に参加している。
 このように精力的な創作活動を続けていた氏だが、古九谷と出会い、その芸術性に惹かれ、後年は九谷のふるさとである加賀市に移住し、「三彩亭」と号し、陶器制作に没頭するようになった。50歳の転身である。
 古九谷窯跡から約20kmのところにある硲伊之助美術館では、硲伊之助が制作した色絵磁器を中心に、油絵、版画などが展示されている。

九谷色絵利根の水門角皿 九谷色絵大皿鳥越村採石場
吸坂焼象嵌あやめ大鉢 九谷本窯釉裏紅ひなげしと夜車草中皿


Column Index
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